2009年12月24日木曜日

遍照院 上尾市 <この街に生きる

遍照院 上尾市 <この街に生きる
2008年12月13日 読売新聞を抜粋編集

「上(かみ)寺」と呼ばれる遍照院(上町)で近隣の人など約1000人が集まって伽藍(がらん)の落慶法要が執り行われたのは10月13日。

2005年の着工から丸3年。ほぼ100年ぶりの大工事で、老朽化した建物はきれいに整備された。

風景が変わったのは1962年ごろ。JR高崎線を越える踏切と直線で結ぶ市道が整備され、参道に沿って住宅が立ち並んだ。参道は細い路地を残すのみ。その後、中山道から遍照院は見えなくなった。

2000年、老朽化による雨漏りが激しくなった本堂の調査が実施される。その結果、「大きな地震が起きたら倒壊の恐れがある」。翌年、護持世話人会が遍照 院建立記念事業委員会を組織し、本堂や客殿などの新築整備に乗り出した。これを機に、本堂と山門の位置をずらし、市道と山門、本堂を直線に結ぼうとの声が あがる。かつての景色を取り戻そうというわけだ。