2010年5月29日土曜日

幸手の日本料理店 徳川吉宗の昼食再現

2010年5月28日 東京新聞を抜粋編集

 幸手市内の日本料理店「割烹(かっぽう)ときわや」が江戸時代に地域を訪れた、江戸幕府八代将軍の徳川吉宗が食べたとされる昼食を再現し、六月から「吉宗弁当」として店で提供する。

 幸手市はかつて日光街道の宿場町として栄えた。「享保日光御社参記三」(国立公文書館蔵)によると、一七二八(享保十三)年、徳川吉宗は日光東照宮の参拝に向かう途中、聖福寺(同市北一)を訪問、昼食をとったとされ、メニューも細かく書かれていた。

 メニューは、焼き豆腐やヤマトイモの煮しめ、漬物、玄米など。早稲田大学文化構想学部の学生の協力を得て、味付けを研究してきた。「非常に質素で、味付けが濃いものが多いのが特徴。今の人が食べると変わった印象をうける」(増田専務)という。

2010年5月24日月曜日

YS11 「見違えるほど美しく」 所沢航空公園駅前

2010年5月23日(日) 埼玉新聞を抜粋編集
 
 所沢市の西武新宿線航空公園駅北口前に展示してある旅客機YS11が22日までに、新しく塗装され、最新鋭機と見違るようにきれいになった。県川越県土整備事務所が2004年に続いて行ったもので、今回が2回目。

 YS11は日本の航空工業界が総力を挙げて開発した唯一の本格的な近距離用ターボブロック中型旅客機。1962年8月に初飛行し、182機が製造され、国内外で需要があった。

 展示してあるYS11は69年に製造された第101号機で、97年4月13日の大島~東京便を最後に、総飛行時間5万2991時間、総飛行回数5万8253回で現役を引退、全日本空輸とエアーニッポンが県に寄贈、航空発祥の地を記念して、航空公園駅前に展示された。

 YS11は幅32㍍、全長26・3㍍、高さ8・98㍍、座席数64、最大速度時速555㌔、巡航速度450㌔で、航続時間4時間、航続距離1200㌔。

「日本海ルート経済圏」構想  新潟、群馬と3県連携

2010年5月22日 読売新聞を抜粋編集

 新潟、群馬県と連携し、中国・ロシアに通じる“日本海ルート新経済圏”構想が浮上している。上田知事ら3知事が7月、具体的な施策を話し合うサミットを新潟市内で開催する方向で調整中だ。地域経済活性化のきっかけになるのか、壮大な構想で終わるのか、関係者は成り行きに注目している。

 埼玉・群馬・新潟は、上越新幹線や関越自動車道、国道17号などの交通基盤が整い、企業間の取引も盛ん。生活経済圏の重なる埼玉北部と群馬南部などには関係が深い地域もある。地域ブロックを超えた連携があまり活発ではなかったからこそ、埼玉県は「交通インフラを生かしてこなかった枠組みなので、連携を深める余地は多い」(企画総務課)と見る。

 埼玉にとって最大の魅力は、中国、ロシアなどとの航路を持つ新潟港。上田知事は「企業は黙っていても東京には向くが、視野を広げるためにも、3県とのしっかりした体制を作り、新潟県を通じ、県内企業を海外に結びつけたい」と述べており、3県連携を県内企業の海外進出への足がかりとして期待している。

 新潟にとっても、自動車産業が盛んな埼玉県内の企業の利用促進は、港を振興させるメリットがある。何より、埼玉、群馬からの観光客誘致が最大の魅力だ。

 「観光客の車のナンバーを見ても埼玉の人は今も多いが、海水浴、スキー場、温泉などの観光地にもっと呼び込めれば」と新潟県観光局。2008年度に実施した県の観光調査で、新潟を訪れた観光客は、関東地方からが6割を占めた。従業員100人以上の宿泊施設を対象にした観光庁の調査によると、09年10~12月の客は、東京に次いで埼玉が多かった。

2010年5月23日日曜日

毛呂山町職員新井さん開発ネット教材ヒット

2010年05月22日 朝日新聞を抜粋編集

町の将来を担う子どもらの学力向上に役立てようと、毛呂山町が、小中学生の教材になる動画を独自に開発し、インターネット上で公開している。教材は、ひらがなや漢字の書き順と書き取り、足し算、引き算、かけ算の練習など。4月初めから無料で公開し、最近は一日に300~400件のアクセスがある。県教委もこの教材の効果に注目しているという。

もろやま 親子で学ぶ基礎学習

らき☆すた神輿 上海万博 6月12~16日

2010年5月22日 読売新聞を抜粋編集

 旧鷲宮町(現久喜市)の商工会などが製作した人気アニメ「らき☆すた」特製神輿(みこし)を、中国・上海万博で披露する日程が正式に決まった。日本公式行事「コ・フェスタIN上海」期間中の6月12~16日に、会場のアジア広場で展示される。

 13日から毎夜、日本と中国のアニメファンらが「萌(も)え、萌え」などと掛け声を発し、神輿を一緒に担ぐパフォーマンスも行われる。神輿担ぎに続いて、アニメソング(アニソン)歌手の水木一郎さんらによるコンサート「アニソンナイト」が開かれる。

 神輿の出品を企画した経済産業省文化情報関連産業課は、「鷲宮の『らき☆すた』は地域活性化の成功モデル。日本アニメの代表として、世界にアピールしてほしい」と期待。

 作品舞台のモデルとなった鷲宮神社の周辺では毎年、土師祭(はじさい)が行われ、特製神輿は2年前に初めて登場。今年も9月の祭りで楽しめる。

2010年5月17日月曜日

世界2大コンクール ダブル受賞 協同商事の地ビール「紅赤」 川越

2010年5月17日 読売新聞を抜粋編集

川越市今福の協同商事が製造する地ビール「COEDO(コエド)」ブランドの一つ「Beniaka(紅赤)」が、4月にアメリカで開催された世界最大のビールコンテスト「ワールドビアカップ2010」で銀賞に輝いた。紅赤は昨年11月にドイツで開かれた欧州最大のビールコンテスト「ヨーロピアンビアスター・アワード2009」でも銀賞を受賞しており、世界2大コンクールでダブル受賞の快挙となった。

紅赤は、5種類ある同ブランドの一つ。「川越イモ」として知られるサツマイモの品種「ベニアカ」を原材料に使っており、ややアルコール分が高く、香ばしい甘みと豊かなコクが特徴だ。両コンクールへは初めて出品した。

ワールドビアカップは、アメリカのビール醸造者協会が主催して1996年から隔年開催されている。「ビールのオリンピック」とも称され、今年は過去最大の44か国から3000種類を超えるビールが出品された。醸造方法や原材料、使用酵母などの違いによって90部門に分けられ、醸造指導者などビールの専門家179人が審査に当たった。

各部門とも上位3種類が入賞で、紅赤は新しい考え方で作られたビールを審査する「スペシャリティビア部門」で銀メダルに輝いた。香りの素晴らしさや独特のなめらかさなどが評価されたという。日本から出品された98種類のうち、入賞したのは紅赤を含む5種類のみだった。

一方、紅赤は昨年のヨーロピアンビアスター・アワードでも、41部門ある中の「スペシャルビール部門」で銀メダルを獲得。日本からの出品では唯一の入賞だったという。

同社の朝霧重治社長(36)は「特産のサツマイモを使ったアイデアだけでなく、品質についても世界的な評価をいただくことができた。会社にとっても励みになる受賞」と喜んでいる。

2010年5月15日土曜日

秩父グルメガイド  漫画家が自費出版

2010年5月15日 読売新聞を抜粋編集

 秩父市在住の漫画家比古地朔弥(ひこちさくや)(本名・渋谷夕子)さん(43)=写真=が「秩父グルメガイドブック」を幹書房から自費出版した。

 比古地さんが手がけた秩父のガイド本は、1年前の「秩父カフェ&アートカルチャーガイドブック」に続いて2冊目。今回は、そば、フランス料理、イタリア料理といった飲食店のほか、地酒や柿酢などの特産品が、写真付きで詳しく紹介されている。

 A5判152ページ、1380円。県内の主要書店などで販売している。

2010年5月11日火曜日

直実のすべて一冊に 国重文資料など網羅 熊谷市立図書館

 2010年5月11日(火) 埼玉新聞を抜粋編集

 熊谷市立熊谷図書館(平井隆館長)は「郷土の雄 熊谷次郎直実」を刊行した。武士としての直実、出家後の蓮生(れんせい)法師にまつわる全国の資料をカラー写真で紹介。直実に関する講演会の講義録や昔話まで網羅した、直実に関する資料集の決定版というべき内容だ。

 2008年秋の企画展で展示した資料を中心に約70点をカラーで掲載。法然上人が蓮生に授けたとされる「迎接曼荼羅図(こうしょうまんだらず)」(京都・清涼寺蔵)や熊谷家文書(ともに国指定重要文化財)など、歴史的に価値がある資料も含まれている。また、企画展でも公開されなかった熊谷の熊谷寺所蔵の蓮生法師自刻像や熊谷氏系図の写真も掲載されており、研究者の関心を呼びそうだ。

 熊谷直実は熊谷で生まれ育った武蔵武士。源平の合戦を戦い、平敦盛を打つなど武勲を挙げる。後に出家して蓮生法師を名乗り、全国の寺に事跡を残している。「平家物語」や歌舞伎などでもおなじみの人物だ。この本では、全国各地にある蓮生ゆかりの寺院の縁起、文芸作品の中の直実、各地に伝わる伝承なども取り上げている。

 編集を担当した学芸員の大井教寛さんは「直実・蓮生にかかわる寺は全国にあり、そこでは今でも“生きている”存在だ。お坊さんとして人々を救おうとした生き方は、現代の人たちにも参考になるのではないか」と話していた。

 355ページ。1冊1000円で、熊谷市内の図書館と熊谷市仲町の八木橋百貨店で有償頒布している。

 問い合わせは熊谷図書館(048・525・4551)へ。

2010年5月10日月曜日

和光市が見どころマップ作製

 2010年5月9日(日) 埼玉新聞を抜粋編集

 和光市は、市内の散策コースや公園、季節のイベントを紹介した「和光市みどころマップ」を2万部作製した。都内に通勤する住民が多く、和光のことをよく知らない市民も多いことから、市は魅力をPRしようと「マップを持って出掛けよう」と呼び掛けている。

 マップの大きさは縦60センチ、横84センチでじゃばら折り、両面カラー刷り。約1500人の市民から寄せられたアンケートで人気の高かった「和光樹林公園」「新倉ふるさと民家園」など5施設を「憩いプレイス」として紹介。また所要約1時間の寺めぐり、家族向け散策コースを設定、地図上に示している。

 農業体験の人気が高まっていることを受け、マップには市民農園、観光農園の住所や庭先で野菜を販売している農家を掲載。さらにホンダや理化学研究所など市内を代表する事業所、和光サブレやケーキなどの洋菓子、和菓子店も紹介。観光、農業、商業のスポットが地図と一緒に盛り込まれている。

 マップは市役所、公民館、市商工会などで配布している。市産業支援課は「マップを活用して、いろいろな場所があることを知ってほしい」としている。問い合わせは同課(℡048・464・1111)。

2010年5月9日日曜日

川越観光英文ガイド:東京国際大の学生ら2種作製

2010年5月8日 毎日新聞を抜粋編集

 東京国際大(川越市)の学生が、川越市を紹介する英文ガイドブック2冊を作製した。川越まつり会館(同市元町2)などで4月から各5000部を無料配布しており、「観光で訪れる外国人に喜んでもらいたい」と利用を心待ちにしている。

 ガイドブックは英語コミュニケーション学科に在籍し、09年度に「イングリッシュ・プロジェクト・ワークショップ」を履修した2~4年生約50人が、藤井美登利講師の指導を受けて作製した。

 A4判(8ページ)とB5判(16ページ)の2冊あり、大森貝塚(東京都)の発見で知られる米国人博物学者モースが明治時代に川越を訪れた歴史や、川越市幸町にある服部民俗資料館などを英文で特集し、日本語の要約も添えた。

 06~08年度には毎年1冊を発行してきたが、09年度は前・後期の授業を履修した学生がA4判とB5判のそれぞれ1冊を作製。特集などは違うが、2冊とも手に入れることができる。

2010年5月7日金曜日

さいたま新都心10年 目算狂う

2010年05月05日 朝日新聞を抜粋編集

◇にぎわい創出 妙案見えず

 さいたま市のさいたま新都心が5日、2000年の「街びらき」から10周年を迎える。当時の為政者は「埼玉百年の大計」としたが、現在の就業人口は計画の3分の1程度。複合ビル建設計画の見直しなど、新たな課題にも直面し、街づくりは正念場を迎えている。

 大型連休の初日。JRさいたま新都心駅東側地区の商業施設「コクーン新都心」は、家族連れやカップルでにぎわった。昼過ぎ、各レストラン前には入店を待つ行列ができ、1千台収容の駐車場は、ほぼ満車だった。

 対照的だったのが、駅西側地区。国の出先機関が入る合同庁舎周辺などは人影がまばらで、人出が目立ったのは、街びらき10年の記念行事が開かれていた「さいたまスーパーアリーナ」と、その周辺ぐらいだった。

 「イベントがないと新都心(西側)はガラガラ。目的があれば来ますが、ビル風が強く、ぶらっと歩く街ではありません」。コクーンに映画を見に来た市内の男性会社員(60)は言う。

 新都心と呼ばれる開発地区は、東京ドーム約10個分の47・4ヘクタール。日本郵政や民間企業のビル、ホテル、大型スーパーなども立ち並ぶ。

 新都心誕生のきっかけは、国が打ち出した「業務核都市」構想。1986年、東京への一極集中を緩和するため、浦和・大宮地区が首都圏の広域的な拠点の一つに選ばれた。そこで、県などが開発中心地として着目したのが、旧国鉄の大宮操車場跡地。今の新都心西側地区にあたる。

 89年、横浜や千葉との誘致合戦の末、同跡地への政府機関の移転が決定。91年に開発が着工され、国の約20機関が移転して2000年5月、街びらきにこぎつけた。

 当時の土屋義彦知事は「埼玉百年の大計」と位置づけ、著書で「埼玉は関東の中心になるだろう。関東の中心になるということは、日本の中心になるということだ」と期待を示した。当初の5年間は、さいたま市の誕生や政令指定都市化、コクーン開業などもあり、計画は順調に進むかのようにも見えた。

◇複合ビル計画 見直し先行き不透明

 目算の狂いが目立ち始めたのは、06年。合同庁舎の隣の「第8―1A街区」(2・4ヘクタール)にデジタル放送用タワーを誘致しようとしたが、「東京スカイツリー」(東京都墨田区)との競争に敗れた。観光などの目玉候補を失った。

 同街区では、オフィスや商業施設などが入る高さ186メートルの複合ビルを、三菱地所などが建てる計画だった。しかし、「オフィス需要低迷など経済状況の変化」を理由に、県や市に計画見直しを申し入れたことが表面化した。計画継続に向けた協議が続いているが、期限は7月25日。「規模縮小は避けられない」(市関係者)との見方もある。

 スーパーアリーナ内の「ジョン・レノン・ミュージアム」も、来館者減少などの理由で9月末の閉館が決定。市観光政策課は「全国に発信できる観光資源だったのに」と落胆している。後継施設は未定で「どうしたら人が呼べるかを考えたい」(県都市整備政策課)という状況だ。

 先行きが不透明な施設は、他にもある。現政権が掲げる国の出先機関の「原則廃止」が実現した場合、合同庁舎をどう活用するかという問題が浮上する。

 完成前から見物客が大勢訪れるスカイツリーとは対照的に、新都心は今も「にぎわい創出」が課題だ。県によると、街びらき前に5万7千人と計画していた就業人口は、1万9千人足らずにとどまっている。県内の経済シンクタンクの担当者は「民間企業が増えれば理想的だが、不況で東京都心でさえオフィス賃料が下がっている中、新都心まで来るメリットは見あたらない。商業施設もショッピングモールは県内各地にあり、にぎわいをどう生み出すかは難しい」と話している。

ご当地グルメ王に川島の「すったて」

2010年5月5日 読売新聞をを抜粋編集

 「第6回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」がさいたま市大宮区の大宮ソニックシティで開かれ、3、4日の来場者9万人の投票により、川島町の「すったて」が「ご当地グルメ王」に選ばれた。

 「すったて」は、うどんを、みそやゴマ、新鮮野菜をすりつぶした付け汁で食べる料理。過去にも出品されたが1位になったのは初めて。大会初出品組も健闘し、鴻巣市の「こうのす川幅うどん」が2位、飯能市の「飯能すいーとん」が3位となった。

すったてとは

2010年5月1日土曜日

GW、こんな落とし穴に注意

GW、こんな落とし穴に注意
 2010年4月30日(金) 埼玉新聞を抜粋編集

 ゴールデンウイークが始まった。今年は休日が重なり、明日からは5連休。天候も暖かな陽気に恵まれる見込みで、観光やレジャーに遠出するには都合は良さそう。しかし、楽しみも注意を怠ると思わぬ落とし穴が待っている。事故や健康、防犯など、連休中に気を付けた方がいいことを聞いてみた。
□事 故

 行楽に向かう際に気を付けなくてはいけないのが交通事故。特に渋滞中の追突事故が要注意だが、県警は特に「子どもの目線に立って気を付けてほしい」と話す。三郷市では4月12日、ホームセンター駐車場で4歳の女児が車にはねられ死亡する事故が起きた。ドライバーがほかの車に気を取られ、子どもがいることに気付かず起きた事故に、県警交通企画課は「行楽地の駐車場は広くて死角が多く、危険が潜む」と指摘。「荷物より先に子どもを車に乗せて」と呼び掛けている。

 また、今年は子どものライターの火遊びとみられる車両火災が全国各地で起きており、「車のシートの下でも、子どもの目線からは『すぐ近く』。レジャーに出掛ける前に車内を整頓して、ライターが落ちてないか見てほしい」と注意を促している。

□健 康

 行った先で急な体調不良に陥ることも避けたい。大勢の人出でにぎわう「羊山公園の芝桜」を抱える秩父郡市医師会は毎年この時期、体調を崩した観光客を受診している。

 「調子が良くないのに『せっかくの休みだから』と無理をして来て、熱を出す。寒暖の差が激しい時期なので体調が悪くなる確率は高い」と話す同医師会は、十分な睡眠や休養を取って余裕のある計画を勧める一方、万が一に備えて健康保険証を携帯して来ることを呼び掛けている。

 「今年は特に天候が不安定。一日の気温差が大きく、小さな子は体調を崩しやすい。保険証がないと全額負担になるので必ず持参してほしい」

□防 犯

 遊びに行くのはいいが、留守中のことも気になるところ。長期間家を空けて帰宅したら…という空き巣被害は今年も懸念される。

 県警防犯のまちづくり推進室は、ドアの施錠にサムターンカバーの取り付けや、事前に新聞配達を止めてもらって留守と気付かれないようにしたり、窓から侵入するのに足場になるような物を置いておかないなどの工夫を挙げる。

 ただ、同室は「効果的なのは近所の目。出掛ける前にひと声掛けて気を配ってもらうのが一番」と地域の防犯力を高めてほしいとしている。