2009年12月17日木曜日

航空発祥の地 所沢市<この街に生きる

航空発祥の地 所沢市<この街に生きる
2009年9月22日 読売新聞を抜粋編集

 所沢航空記念公園と周辺一帯は、終戦時まで、旧日本陸軍の所沢飛行場だった。

 同飛行場は1911年(明治44年)4月、日本初の飛行場として開設された。敷地面積は当初、約76ヘクタール。滞空記録への挑戦や、航空技術開発、操縦士の養成など、始まったばかりの日本航空界をリードした。

 古典機が飛び回り、滞空記録の更新などを競っていた所沢飛行場に変革をもたらしたのは、航空先進国・フランスから1919年(大正8年)に招かれた、フォール大佐を中心とする約50人の航空教官団。最新の操縦法や発動機の扱い方、整備方法などを、日本の軍人らに教えたのだ。

 最大約365ヘクタール、今の中新井地区まで広がっていた所沢飛行場は、終戦で米軍に接収された。

 2011年は、所沢飛行場開設から100年の節目となる。