2008年12月31日水曜日

初詣で人手予想 喜多院(川越市)は42万人

 2008年12月29日(月)埼玉新聞を抜粋編集
 
 県警によると、県内で最も多い人出は、今年全国で九番目に多かった氷川神社(さいたま市大宮区)で203万人。
次いで、喜多院(川越市)が42万人。
人気アニメ効果で今年30万人が訪れた鷲宮神社(北葛飾郡鷲宮町)は来年も30万人の予想となった。

 そのほか、
▽箭弓稲荷神社(東松山市)22万人
▽調神社(さいたま市浦和区)18万人
▽氷川神社(川越市)16万人
▽久伊豆神社(越谷市)14・2万人
▽ 神明社(所沢市)13・5万人
▽高麗神社(日高市)13万人
▽金鑽神社・金鑽大師(児玉郡神川町)9万人
▽宝登山神社(秩父郡長瀞町)7万人
▽石戸厄除両大師(北本市)5万人
▽秩父神社(秩父市)5万人。

 警察庁によると、神社、仏閣で人出が最も多い予想は明治神宮(東京)の305万人。次いで成田山新勝寺(千葉)298万人、伏見稲荷大社(京都)270万人の順。

県内中小企業68%売り上げ減 車、金属製品が急落 資金繰り46%悪化

 2008年12月28日(日)埼玉新聞を抜粋編集

 世界的な景気悪化を受けて、県内中小企業の68%で売り上げが減少していることが、県が実施した聞き取り調査で分かった。特に車や金属製品を扱う製造業で急激な悪化が目立つという。資金繰りの悪化を訴えた企業は46%にも上っており、県は「現状はさらに厳しくなっているのでは」としている。

 業種別にみると、「ここのところ減少した」と回答したのは機械46・7%、金属製品41・7%と車部品、輸送機械、金属製品を扱う製造業が多く、景気悪化の影響を強く受けていることが分かった。

 資金繰りに関しては、半数が「変わらない」と答えたものの、46・5%の企業が「悪化」または「やや悪化」と回答。業種別では、プラスチック(57・1%)、建設・不動産(55・2%)、繊維・衣服(50%)で資金繰りが悪化している。

2008年12月27日土曜日

渋沢栄一ベンチャードリーム賞大賞に富士計測 

 2008年12月26日(金)埼玉新聞を抜粋編集
 
 県は二十五日、「第四回渋沢栄一ベンチャードリーム賞」を発表、大賞に計測制御試験装置メーカーの「富士計測システム」(川越市、佐藤義人社長)が選ばれた。

 同賞は深谷市出身の実業家・渋沢栄一の企業家精神や社会福祉精神を受け継ぐ、新規性や将来性にあふれたベンチャー企業を表彰し、県内の産業活性化を図るのがねらい。今回は三十六社から応募があり、大賞、優秀賞、奨励賞、特別賞に各一社ずつ、計四社が受賞した。

 大賞の富士計測システムは、自動車エンジンなどの開発や研究に必要とされる計測制御試験装置を、オーダーメイドで製造。国内で唯一となる連続重量方式による自動車エンジンのオイル消費計や、世界最高レベルの分析能力を持つナノ粒子測定装置を手掛けるなど、独創的な技術力が評価された。

美しい景観表彰 さいたま市

 2008年12月26日(金)埼玉新聞を抜粋編集

 市内で個性豊かな街並みづくりに貢献している個人や団体を表彰する「さいたま市景観表彰・景観絵画コンクール」の表彰式が二十五日、さいたま市浦和区で行われ、ビルや店舗、住宅など十件と、中学生五人の絵画が選ばれた。

 八回目となる景観表彰は、百七十一件の応募の中から、
「高砂の家『水野邸』」
「スターバックスコーヒー浦和別所店」(いずれも浦和区)など景観賞四件と、
「松井&平野邸の生垣」(岩槻区)や
「カヤぶきの波多野邸」(西区)など景観協力賞六件が選ばれた。

2008年12月25日木曜日

鏡山酒造跡地を観光拠点へ 「つばさ」放映チャンスに

 2008年12月24日(水)埼玉新聞を抜粋編集
 
 川越市を中心舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「つばさ」が来年三月三十日から放映されるのに合わせ、川越市が、中心市街地に位置する約三千平方メートルの鏡山酒造跡地を利用した集客施設として観光・情報拠点づくりを進めている。

 埼玉りそな産業協力財団は、九月二十六日まで放映予定の「つばさ」による県内経済波及効果を二百二十億円と試算。同市の年間観光客数は、二〇〇八年の推計六百五十万人から二百五十万人(38・5%)増の九百万人と見込んでおり、同市中心市街地活性化推進室は「川越市にとって大きなチャンス。何とか生かさなくては」と、来年に向け並々ならぬ意気込みを見せている。

 川越市新富町一丁目に位置する鏡山酒造跡地は、同市で最もにぎわう繁華街のひとつ「クレアモール」沿いにあり、西武新宿線本川越駅から二百メートルという利便性が特徴。二〇〇〇年九月末で酒造りの幕を閉じたものの、明治八年創業の酒造敷地内には「明治蔵」「大正蔵」「昭和蔵」をはじめ歴史的な木造建物が並び、“蔵のまち川越”の景観は十分。現在、三つの蔵を中心に改修が進んでいる。

 約二千三百平方メートルある建物群の広大な延べ床面積を利用し、観光案内や展示などの集客スペース設置を検討している。鏡山酒造跡地は、「つばさ」の主舞台となる一番街と各駅の中間にあり、観光客に通り道で関連ロケ地や飲食店などの情報を提供するのが狙い。また、「つばさ」を中心に、これまで四十年間に七十九作品放送された連続テレビ小説の各舞台も写真などで紹介する予定だ。

ジャムや米粉パン紹介 比企地域農産物加工食品試食会開く

 2008年12月23日(火)埼玉新聞を抜粋編集
 
 比企地域で収穫した農産物を使った加工品の試食会が東松山市松本町の市松山市民活動センターで行われた。吉見産イチゴやときがわ産青ナスを使ったジャム、川島産のイチジクを使ったイチジクジャム、米粉パンなどが紹介された。

 県東松山農林振興センター主催で初の試み。農産物の利用促進と消費者へのPRが目的。

 ときがわ町の清水まんじゅうハウスはかぼちゃのタルトを紹介し、「家の畑で取れた二種類のカボチャを使っています」と説明。JA埼玉中央女性部東秩父支部はシャクシ菜が入ったおやきをPR。試食者が「辛味がありますね」と質問すると、「一味を使って味付けしています」と答えていた。

 ときがわ町で生産が始まった北米原産のマメ科のアピオスが紹介されると、参加者は「面白い形」「どこで買えますか」などと興味を示していた。

2008年12月20日土曜日

サイボクハム メダル総数510個 独コンテストで10年連続受賞

 2008年12月19日(金)埼玉新聞を抜粋編集

 「サイボクハム」(日高市)がドイツ農業協会(DLG)の国際食品コンテストで、10年連続で金メダルを獲得、今年で総数が510個となった。

 DLGが1887年から約120年間続けている加工食品の品質競技会は、世界最古で最大規模を誇る。サイボクハムは99年にアジアから初出品して以来、ハム・ソーセージ部門と調理食品部門で毎年最高評価の金メダルを獲得。

 今年は例年5千点ほど出品があるハム・ソーセージ部門に41品を出品し、金21個を含む全品がメダルを獲得。さらに例年3千点ほど出品される調理食品部門も出品49品がすべて金か銀を獲得した。

2008年12月19日金曜日

ホンダ寄居稼働延期  周辺メーカーに影響

 2008年12月18日(木)埼玉新聞を抜粋編集

 ホンダ寄居工場は年間二十万台の生産能力を持ち、従業員二千二百人。世界最先端の工場と期待されている。周辺には関連の部品メーカーが展開し、さらに技術と人材が集積され、大きな経済波及効果が期待されている。少なくとも一年、今後の世界の経済情勢によっては、さらに稼働が延期されることも予想される。それだけに関係自治体にはショックだ。県内のシンクタンクに聞いた。

 「年間二十万台を前提とした経済波及効果を約三千百三十億円と試算しているが、生産台数が変わらなければ、この波及効果が得られると見ている。地元自治体や周辺の企業への影響は、どの程度になるかは不明」。
「今の景気では仕方ない」

オゾン機器開発で県が認定 小川 エコデザイン社

 2008年12月18日(木)埼玉新聞を抜粋編集

 南極上空のオゾンホールで一般にも知られるオゾンを使って殺菌や消臭・洗浄などを行う各種の機器を、小川町腰越のエコデザイン(長倉正昭社長)が開発、先進的な技術開発に当たるとして県から経営革新計画の承認企業として認定された。既に韓国の企業と取引を始めるなどしているが、同社はオゾン機器を組み入れた新たな機器の開発を目指し、企業や大学の研究室など提携先を探している。

 長倉社長は三菱重工(旧・三菱原子力)で加速器など開発部門を中心に二十七年間勤務。五十五歳で早期退職し二〇〇〇年に同町の自宅庭の小屋から同社を設立。現在は資本金二千七百五十万円に増資し、従業員六人、売り上げ約六千万円の企業にした。

2008年12月13日土曜日

埼玉県産業観光講演会2008

2008 年 11 月 28 日 クオリティ埼玉

知的好奇心と体験欲を満足させてくれる「産業観光」の可能性

マーケティングの視点とリーダーの存在が必要
 温泉や大自然といった旧来の観光資源には乏しいが、さまざまに切り口を変えて振興策が探られている埼玉観光。その一つ、「産業観光」をテーマにした講演会が27日、埼玉県と(財)埼玉県産業文化センター、(社)埼玉県観光連盟、(社)埼玉県物産振興協会によって、大宮ソニックシティ(さいたま市)で開催された。

  「産業観光」とは、温泉、景勝地や花、祭り等旧来の観光資源ではなく、現役の工場や伝統工芸の工房、地域を支えてきた産業遺産、近代化遺産などを訪れることにより、知的好奇心を満足させる近年始まった新しい形態の観光である。秘かなブームにもなっている。

 第1部で講演したのは、淑徳大学国際コミュニケーション学部経営コミュニケーション学科の廻(めぐり)洋子教授。まず廻教授は、「観光を生かした地域振興の手法」という観点から産業観光に絞らず観光全般を概観した。観光マーケティングや観光政策を専門分野とする廻教授だけに、まず「観光振興には受容、供給の両サイドから考えることが必要。その上で、観光をトータルに考え、マーケティングの視点を導入すべき」と言う。

 次に、交通の利便性、宿泊施設、収容能力、気候、資源、イベントなどを精査した上で、観光地のコンセプトづくりとその共有の重要性を呼びかけた。さらにゴール設定→プロジェクトチーム立ち上げ→アクションプラン作成・遂行という流れだ。そこで問題となるのがマーケティング活動。成功の鍵は、 Convergence(集中)、Continuity(継続)、Coordination(連携)という3つのCだという。「観光振興に必要なのは観光をトータルで考え、さまざまなサービスを総合・統括し、管理・運営することのできるプロデュース力です。牽引するリーダーが求められます」

埼玉は「産業観光」の先進地帯となるか
 第2部では、廻教授をコーディネーターに春日部桐たんす組合の伝統工芸士・飯島勤氏、「社会科見学に行こう!」を主催する小島健一氏、(株)JTB関東で交流文化事業チームに所属する樋口誠司氏、埼玉県観光振興室の荒井康博室長をパネリストに迎え、パネルディスカッションが行われた。

 飯島氏は、工房見学の様子やアニメ「らき・すた」のモデル地として賑わう鷲宮とのコラボ企画による桐製の新製品づくりを紹介。従来とは異なる需要掘り起こしの必要性を訴えた。これに対してエコをイメージした旅の新ブランド「GREENSHOES」を企画した樋口さんは、「何回も訪れてもらわないと意味がない。例えば、家族で桐を素材に机づくりを完成するまで行う企画なんてどうだろう。今までだれもやったことがないようなことを考えてみては」。確かに「週末ものづくり」という旅行商品があっても面白そうだ。

 一方、インターネット上で人を集めて、個人では見学しずらい施設や史跡をみんなで訪ねるという「社会科見学に行こう!」を主催する小島氏は「職人さんの話、熱さは面白い。いい観光資源だと思います。秩父地方などにある鉱山も興味深い。街ぐるみで見学してみたいですね」と語る。

 荒井観光振興室長は、県が行ってきた「ものづくりスタンプラリー」の成果に加え、川口市の「ベーゴマ、鋳物工場、B級グルメタウン構想」、深谷市の「レンガ、オープンガーデン、煮ぼうとう」、行田市の「足袋蔵、ゼリーフライ」など産業観光とグルメを絡めた事例を紹介。

 廻教授は、こうした産業観光を含めするさまざまな観光情報を一元化し、旅行会社、ユーザーとの間に橋渡しする団体の必要性を強調した。行政や旅行会社などによるマッチングはすぐには難しいが、観光連盟の体制整備などが検討された。

 パネルディスカッション参加者が口を揃えたのは、首都圏4000万人を抱える埼玉の立地性と日帰り旅行の可能性。日帰り旅が増えるよう、料理の仕方を変えるだけで大きな可能性がありそうだということ。県が進める「産業観光」はその大きなテーマの一つに違いない。まずは、見学・体験ができる県内 141スポットを紹介した埼玉県観光ガイドブック『わんぱく探検隊が行く!』を参考に家族で日帰り旅を計画してみてはいかがだろう。子どもの勉強になるのはもちろん、大人にとっても興味深い「社会科見学」に違いない。

川越アメニティマップ

川越アメニティマップ 東洋大学工学部環境建設学科

2008年12月12日金曜日

川越線の日進駅と指扇駅の間に「西大宮」駅が

2008 年 12 月 10 日 クオリティ埼玉を抜粋編集

現在工事中である川越線の日進駅と指扇駅の間の新駅の駅名が「西大宮(にしおおみや)駅」となることが決定した。

2008年12月6日土曜日

新市長、経営感覚持って 川越市長選 市民「逆マニフェスト」

2008年12月2日 読売新聞を抜粋編集

 来年1月25日投開票の川越市長選について、市民団体「川越の将来を考える会」は1日、住民が次期市長に求める政策を盛り込んだ「逆マニフェス ト」の概要を発表した。基本理念として、新市長は経営感覚を持った行政運営手腕が不可欠だと強調するとともに、市民にも行政依存の体質から脱却して街づく りに参画すべきだと掲げた。

 考える会は、市在住で前連合会長の笹森清さん(68)と、「川越蔵の会」前会長の馬場弘さん(66)の県立川越高OB2人が呼びかけ人。2月の結成以来、有識者を招いた勉強会など、のべ450人の市民たちが検討を重ねてきた。

 次期市長が1期目に取り組むべき課題として4点を列挙。

  1. 新築か増築かで揺れる市庁舎移転問題について、計画段階から市民の意見集約を図るべき
  2. 観光都市としてマイカー利用客による渋滞緩和策も緊急課題
  3. 観光を商業、農業、工業の活性化とい かに結びつけるか
  4. 子どもの教育で家庭、地域、学校をどのように連携させるか

 笹森さんは「多くの市民がかかわった逆マニフェストを候補者も無視できない。市政にどう反映されているか、チェックすることが大切だ」とした。詳細な内容は近く「川越蔵の会」ホームページに掲載予定。

【PDF】市民マニフェスト


埼玉県内企業冬季ボーナス予定 ぶぎん

【PDF】埼玉県内企業2008年度冬季ボーナス支給予定調査

2008年12月5日金曜日

平成の名水百選

平成の名水百選埼玉県4か所
元荒川ムサシトミヨ生息地(熊谷市)
武甲山伏流水(秩父市)
妙音沢(新座市)
毘沙門水(小鹿野町)

2008年12月4日木曜日

コバトン作者に県がありがとう 越生町は町おこし宣言

2008年12月2日(火)埼玉新聞を抜粋編集

 コバトンの作者で、越生町出身の竹腰博晃さん(26)と同町の本清一雄町長が一日、上田清司知事を表敬訪問し、同町がコバトンを使った町おこしを推進していくことを宣言。上田知事は同日、県民から愛されるマスコットを生み出した功績をたたえ、竹腰さんに感謝状を贈呈した。

 竹腰さんは現在、東京都内の高校の理科の実習助手。県立川越工業高校三年生時の二〇〇〇年、コンピューターグラフィックスの授業で考案したデザインが、県が募集していた埼玉国体(〇四年開催)マスコットに採用された。

 本清町長は、県内十三カ所目となる「ご当地コバトン」の越生の梅林バージョンを初披露。「子どもに人気があるコバトンを町のイメージアップにつなげたい」と、期待を込めていた。

2008年12月2日火曜日

エコツーリズム大賞に飯能市

2008年12月6日(土)観光経済新聞を抜粋編集

 環境省は今年度の「エコツーリズム大賞」に埼玉県飯能市の市エコツーリズム推進協議会を選んだ。市が中心となり、地域住民と一体となってエコツー推進に向け活動、エコツアーの企画実施やガイド養成講習会の開催など、全国の先導役となっていることが評価された。

川越子ども大学、3月開校へ

 2008年11月30日(日)埼玉新聞を抜粋編集

 「飛行機はなぜ飛べるの」「どうして貧乏人とお金持ちがいるの」―。子どもたちのこんな素朴な疑問に大学教授らが答える市民大学「子ども大学かわごえ」(理事長・江夏健一早稲田大学名誉教授)が来年三月、川越市で開校する。子どもたちの知的好奇心を刺激し、学問への興味を引き出そうと、川越市にある東京国際大学と東洋大学、尚美学園大学の三大学と教育関係者らが連携して立ち上げた。