鉄博、経済効果112億円
2009年12月22日(火) 埼玉新聞を抜粋編集
埼玉りそな産業協力財団(利根忠博理事長)は21日、2007年10月に開館した「鉄道博物館」(さいたま市大宮区)の経済波及効果について、年間111億9600万円との試算を発表した。県内の観光施設としては最大級。埼玉県の産業観光客は増加傾向にあるが、同財団は「埋もれている日帰り観光ニーズの掘り起こしや、日帰り観光客のリピート率向上に向けた一層の施策の充実が大切」と指摘した。
鉄道博物館の08年度の管理運営に伴う支出額と同年度1年間の来館者141万人が県内で消費した消費支出の合計額は75億6900万円と推計した。
直接効果でもたらされる1次波及効果は21億800万円、2次波及効果は15億1900万円と算出している。
鉄道博物館の来館者数は開館の翌年の08年3月に100万人、11月に200万人、09年10月に300万人を記録。現在も休日を中心ににぎわっており、埼玉の新名所として定着した。