県内企業のボーナス16・9%減
2010.3.11 産経新聞を抜粋編集
埼玉県内企業の平成21年冬のボーナスの平均支給額は33万1100円となり、前年冬の支給額と比べ16・9%減少したことが、埼玉りそな産業協力財団の調査でわかった。同財団は「夏、冬を合わせた年間のボーナス支給額は過去に例がないほどの大幅な減少となった」としている。
調査は、県内986社を対象にアンケートを実施し300社から回答を得た。
ボーナスを支給した企業のうち、製造業の平均支給額は29・8%減の28万8100円、非製造業は8・9%減の35万6100円で、製造業の減少幅が大きかった。ボーナスを支給しなかった企業は全体の12・6%に当たり、前年よりも2・2ポイント上昇。厳しい収益環境を背景に、ボーナス支給を取りやめた企業が増えたことがうかがえる。