匠を訪ねて岩槻の人形工房へ 20日に日帰り旅
2010年3月15日(月) 埼玉新聞を抜粋編集
着物で町を散策するなど、埼玉県の伝統産業の支援活動などに取り組んでいるNPO法人「川越きもの散歩」の藤井美登利代表らがガイドを務め、岩槻の人形工房や県立歴史と民俗の博物館などを見学する日帰りツアー「彩の国の匠(たくみ)を訪ねる旅」が、20日催される。
同法人が、県内の伝統産業を支える職人の素晴らしさをより多くの人に知ってもらおうと企画。これに県と旅行代理店がタイアップし、2年間で県内の12工房を訪ねるシリーズの第2弾。初回は今年1月、行田の足袋工房の見学ツアーが行われた。
20日のツアーは午前8時15分、JR川越駅西口を貸切バスで出発。JR大宮駅経由でさいたま市大宮区の県立歴史と民俗の博物館、同市岩槻区の東玉人形の博物館を見学、昼食後に同区の鈴木人形工房を訪ね、大宮駅を経て午後6時15分に川越駅西口に到着する。
募集人員は30人。参加費は7800円。申し込み締め切りは18日。
藤井代表らは「多くの人に職人芸をじかに見てもらい、埼玉の魅力のひとつを再発見してほしい。将来的にツアーの参加者が工芸品を買ったり、使ったりすれば、職人さんたちのサポーターにもつながると思う」と参加を呼び掛けている。
問い合わせはJTB首都圏法人営業埼玉支店(048・642・8650)。