秩父地域を「ジオパーク」に! 1市4町が再挑戦
2010.3.2 産経新聞を抜粋編集
科学的に貴重な地質資源や地形を中心とした自然公園「ジオパーク」への認定を目指し、埼玉県秩父地域の1市4町(秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町)など関連30団体が推進協議会を結成、取り組みを加速させている。秩父市は昨年、世界、日本双方でのジオパーク認定を申請したが、いずれも不認定に終わっていた。推進協議会は「日本地質学発祥の地」を合言葉に“リベンジ”を狙っている。
ジオパークとは、科学的に貴重な地質、地形などを複数含む自然公園。ユネスコが支援する組織によって認証される。日本レベルでは国内11カ所が認定、世界レベルではこのうち「洞爺湖有珠山」(北海道)など3カ所が認定されている。
推進協議会が認定を目指すのは、秩父市など1市4町にまたがる地域。秩父地域は新生代の地層が露出する「ようばけ」(小鹿野町)や、結晶片岩が広がる「岩畳」(長瀞町)などの地質資源に恵まれている。