2009年4月21日(火)埼玉新聞を抜粋編集
かんたんな絵柄(アイコン)を使って施設ごとに身体障害者用トイレや授乳スペースの有無などを示した観光バリアフリーマップを行田市と市障害者小規模施設連絡会(矢吹博会長)が作成した。
マップの名称は「行田たびくる」。地元産業を支えた足袋(たび)と旅を掛けているほか、車いすの車輪が市内をくるくる回る、そして行田に再び(ふた「たび」)来るの意味を込めている。
マップ作成を提案した同連絡会は市内四つの障害者施設で構成する団体。昨年十月のバリアフリー調査を元に障害者らの視点で編集し、使い勝手の良い内容に仕上がっている。
A5判サイズのマップは一部カラーの全二十ページ。「古代蓮の里」「さきたま古墳公園」「忍城址・水城公園」「街中・蔵」の四エリアと、その周辺を合わせた計五エリアで構成され、各スポットごとにアイコンを駆使して施設の利用状況を説明している。
アイコンは「障害者専用駐車場」「スロープ」「出入口が自動ドア」「点字案内あり」「補助犬も入場可」「階段の左側に手すり」「手話通訳者がいる」「車いす貸し出しあり」など計二十三種類。
マップは一万部作成。市福祉課窓口のほか、市内公共施設などで配布している。