2009年4月15日(水)埼玉新聞を抜粋編集
食品加工販売業「ひびき」(川越市)は、埼玉産のホウレンソウなどを使った四種類の野菜ソースを開発し、今月から販売を始めた。女子栄養大学(坂戸市)の卒業生で料理記者として知られる岸朝子さんらのアドバイスを受けて開発。「本物志向の主婦にも喜んでもらえるソースに仕上がった」という。
新ソースの「ほうれん草しょうが風味」は生産量全国一位の埼玉産ホウレンソウを使用。さっぱり感で肉やサラダを引き立てるという。ホウレンソウは年間を通じて調達可能だが、ほかの「トマト辛みそ風味」「さつまいもカレー風味」「たまねぎ柚子風味」に使われるトマト、サツマイモ、タマネギは生産量に合わせて埼玉産を使用する。
国が支援する「地域産業資源活用事業」として開発した。同社は東松山を中心に埼玉ブランド「彩の国黒豚」を使った焼きとりチェーンを展開。焼きとり向けに開発した「みそだれ」は、二〇〇八年の世界食品コンテスト「モンドセレクション」で最高金賞を受賞している。