2008年10月10日金曜日

特産のクジャクソウ "発祥の地"で取り組み 小川町

 2008年10月2日(木) 埼玉新聞を抜粋編集

  秋に小さくかれんな花を咲かせるクジャクソウ。小川町が発祥の地だが、地元特産ということが町内でもほとんど知られていない。

  クジャクソウは、白やピンク、紫などキクを小さくかれんにした花で、学名・キク科シオン属。束ねるとクジャクの羽のように美しいが、一輪挿しでも十分に楽 しめる。秋がメーンだが、開花調整し、五月から十二月ごろまで全国に出荷されている。暑い季節では一週間、気温が低くなると二、三週間は十分に楽しめる。

 大きさがそろわず市場に出荷しない花を農家が無料で料理店に提供。また月一回第三土曜日に小川町役場前で開かれる「小川はつらつ朝市」(十月十八日開催予定)と、十一月三日に開かれる町商工祭の会場で、町民に配布できないか、検討することになった。

 小川町産業観光課の山岸俊男主席主査は「料理店と花の生産農家がいっしょに話を進めるというのは、かつてなかった話。この動きを大切にし、小川町がクジャクソウの発祥の地ということを知ってもらえればうれしい」と話していた。