2008年12月26日(金)埼玉新聞を抜粋編集
県は二十五日、「第四回渋沢栄一ベンチャードリーム賞」を発表、大賞に計測制御試験装置メーカーの「富士計測システム」(川越市、佐藤義人社長)が選ばれた。
同賞は深谷市出身の実業家・渋沢栄一の企業家精神や社会福祉精神を受け継ぐ、新規性や将来性にあふれたベンチャー企業を表彰し、県内の産業活性化を図るのがねらい。今回は三十六社から応募があり、大賞、優秀賞、奨励賞、特別賞に各一社ずつ、計四社が受賞した。
大賞の富士計測システムは、自動車エンジンなどの開発や研究に必要とされる計測制御試験装置を、オーダーメイドで製造。国内で唯一となる連続重量方式による自動車エンジンのオイル消費計や、世界最高レベルの分析能力を持つナノ粒子測定装置を手掛けるなど、独創的な技術力が評価された。