2008年12月28日(日)埼玉新聞を抜粋編集
世界的な景気悪化を受けて、県内中小企業の68%で売り上げが減少していることが、県が実施した聞き取り調査で分かった。特に車や金属製品を扱う製造業で急激な悪化が目立つという。資金繰りの悪化を訴えた企業は46%にも上っており、県は「現状はさらに厳しくなっているのでは」としている。
業種別にみると、「ここのところ減少した」と回答したのは機械46・7%、金属製品41・7%と車部品、輸送機械、金属製品を扱う製造業が多く、景気悪化の影響を強く受けていることが分かった。
資金繰りに関しては、半数が「変わらない」と答えたものの、46・5%の企業が「悪化」または「やや悪化」と回答。業種別では、プラスチック(57・1%)、建設・不動産(55・2%)、繊維・衣服(50%)で資金繰りが悪化している。