2009年6月29日(月)埼玉新聞を抜粋編集
県警と川越市が今年3月、川越市郭町の市道0001号線に「自転車専用通行帯」を設置した。この市道は蔵造りで有名な「一番街」への通り道として利用されることが多い。車道両側の幅50センチの路側帯を自転車と歩行者が混在して通行していたため、地域住民からは「危ない」との声が上がっていた。同通行帯が設置されたことで、周辺住民から「安全、快適に通行できる」と好評だ。1986年7月に川越市に設置されて以来、県内では23年ぶりに誕生した。
同市道について、市と協議を進めてきた自治会長の男性(64)は「当初、市は『ゼブラゾーンを設置する』と計画していたが、自転車専用の通行帯の方が良いと提案した。これから夏祭りの時期なので、通行量も増える」と利用者増を見込んでいる。
県内で自転車専用通行帯が設置されているのは、川越市脇田本町の赤心堂病院前、入間市藤沢の団地内、滑川町山田の武蔵丘森林公園内の3カ所。