2009年5月26日火曜日

さいたま市長に清水氏 民主支援で圧勝

 2009年5月25日(月)埼玉新聞を抜粋編集

 任期満了に伴うさいたま市長選は二十四日、投開票が行われ、新人で前県議の清水勇人氏(47)=民主県連支持=が、三選を目指した現職の相川宗一氏 (66)=自民県連、公明県本部推薦=らを破って初当選した。六人が立候補した混戦の中で、辞任した小沢一郎氏に代わり新代表となった鳩山由紀夫代表ら民主党の全面支援を受けた清水氏は「さいたま市からの政権交代を」と訴え、自民党本部や県連の支援を受けた相川氏や、多数の自民党代議士の応援を受けた前衆議院議員中森福代氏(59)らを振り切った。清水氏は全国十八政令市の中で二番目の若さ。

 清水氏は自民を離党後、渡辺喜美衆院議員の政策集団に加わって立候補。民主党の県連支持を得ると、枝野幸男衆院議員が選対本部長に就いて臨んだ。

 選挙戦は民主県連や同党市議団がフル回転した上、渡辺衆院議員や民主党幹部らが相次いで応援に入ってテコ入れ。告示翌日に同党の小沢一郎氏が代表を辞任し、代わった鳩山由紀夫新代表が応援に駆け付けて、浮動票獲得へアピールを強めた。