2009年5月26日火曜日

学生が花畑づくり 「研究」で農家と連携 坂戸市

 2009年5月25日(月)埼玉新聞を抜粋編集

 城西大学(坂戸市)が休耕田対策に悩む地元の農家らの呼び掛けに応じて、同大学生らが休耕田で花や野菜作りに取り組むプロジェクトを進めている。人手不足や高齢化などにより休耕田の荒地化に頭を抱える農家と、農作業を環境や社会学の研究の一環と捉える学校側がタイアップした。地元農家は「田んぼが荒れるよりは大学生の力を借りて、休耕田がお花畑に蘇れば地域の活性化にも繋がる」と効果に期待を寄せている。

 プロジェクトの対象となっているのは坂戸市四日市場と多和目にまたがる農家約50軒分の農地約10ヘクタール。協力しているのは、同大学現代政策学部の石井雅章講師(36)のゼミ(環境社会学)。

 農地の一部を所有する坂戸市の酪農業亀田康好さん(54)や石井講師の話によると、昨年秋に市職員を介して二人が知り合った際、亀田さんが年々休耕田が増えていることや人手不足が深刻化するなど農家の現状を説明したうえ、「学生たちの力を借りたい」と学校側に協力を求めた。

 プロジェクトがまず着手したのは農地の雑草対策。今年3月、約1ヘクタールの休耕田に、雑草を抑止するマメ科の牧草「ヘアリーベッチ」をまいた。そして、お花畑としての景観も良く、食用油や食用スナックにも活用できることから、ヒマワリの栽培を決定。5月12日、約1・2ヘクタールの休耕田に初めてヒマワリの種をまいた。