2008年7月3日木曜日

4月の県内経済

4月の県内経済ぶぎん地域経済研究所

<4月の概要>
  •  県内景気は、生産活動が弱まり、企業の業況感が後退するなど、弱含みとなっている。
  • 個人消費は食料品等の価格上昇に伴い消費マインドが低下するなか、弱まっている。
  • 大型小売店販売額(全店舗)は、衣料品が低調に推移しているため減少した。
  • 乗用車新車販売台数(含む軽)は、小型車や軽乗用車が減少したものの、普通車が引き続き増加したため、全体では増加した。
  • また、コンビニエンスストア販売額も増加した。
  • 設備投資は、民間建築着工床面積(非居住用)が前年同月比で増加したものの、着工床面積自体は低水準に止まるなど、弱含んでいる。
  • 住宅建設は全体として改正建築基準法施行に伴う混乱から持ち直しているが、分譲マンションは依然弱い動きとなっている。また、公共工事は低調に推移している。
  •  生産活動では、一般機械や電気機械の生産の低下から3か月連続で減少するなど弱い動きが続き、電気機械の在庫が増加している。
  • 雇用情勢も、求人数の減少から有効求人倍率が引き続き1倍を下回るなど、弱含んでいる。
  • 企業倒産は、前年同月比では件数は減少したが、負債総額は増加した。