2010.4.5 産経新聞をを抜粋編集
埼玉県内各地の商店街の通行量を県が初めて調査したところ、平日と休日の1、2位を、川越市の「川越サンロード商店街」と「川越新富町商店街」が独占したことが5日、明らかになった。市の担当者は「所沢市の商店街と並ぶ2大商店街とされていたが、NHK連続テレビ小説『つばさ』効果が出た」とにんまり。商店街では「つばさ」で知名度が上がった蔵造りの町並みを生かし、集客につなげたい考えだ。
県商業支援課によると、調査は昨年10月~今年1月、商店街のない7町を除く57市町村の91商店街で実施。平日2日間と休日の計3日間の午前9時~午後9時の通行量を調べた。商店街の特徴を把握し、今後の振興に生かすことが目的。
調査によると、商店街の平均通行量は平日3934人、休日4048人。男女別ではEdit HTML男性が45・3%で女性は54・7%だった。
平日通行量が最も多かったのは川越サンロード商店街の2万4740人。続いて、川越新富町商店街の2万2554人、所沢市の「所沢プロペ商店街」の1万9216人となった。
休日は川越新富町商店街の3万8609人、川越サンロード商店街の3万8314人、所沢プロペ商店街の1万9371人の順に通行量が多かった。
川越新富町商店街振興組合の益子淳一理事長(58)は「駅と蔵造りの街の配置が人を呼んでいる」と指摘し、「素人ちんどんフェスティバルなど客を喜ばせるイベントを行い、ホームページでこまめに情報発信している」と語る。
今月からは、商店街北部の鏡山酒造跡地で観光案内所などの建設も始まる。益子理事長は「駅や商店街と蔵造りの街をつなぐ拠点になり、商業と観光の起爆剤になれば」と期待を寄せている。