2009年2月13日金曜日

『歩いて廻る 比企の中世・再発見』改訂版を制作中

 2009年2月12日(木)埼玉新聞を抜粋編集

 中世・武蔵の国の表舞台で「歴史の十字路」といわれる比企地域。その魅力を伝えるガイドブック「歩いて廻る 比企の中世・再発見」が、品切れとなるほど好評だ。現在、内容を大幅に変更した「改訂版」を増刷中。

 比企地域は「武蔵の国の歴史は同地域を中心に動いた」といっても過言ではないというほどの歴史の宝庫。鎌倉将軍家を支えた有力御家人の遺跡伝承地や武将の居住地跡が数多く存在する。戦国時代の山城も数多く点在し「比企城館跡群」として文科省から平成十九年、史跡として指定を受けた。

将軍頼家の外戚・比企氏の館跡、
源範頼の館跡と伝えられる御所遺跡、
有力御家人の野本氏館跡、
大串次郎重親館跡、
秩父氏の嫡流・畠山重忠館跡、
河越氏の娘婿源義賢館跡など。

また畠山氏と慈光寺、比企氏と正法寺、大串氏と金蔵院、野本氏と無量寺など有力武士とのかかわりを伝える寺院も、数多く存在する。

 「比企の中世・再発見」では「武蔵大蔵合戦の遺跡コース」「鎌倉御家人ゆかりの地コース」「松山城と城下町コース」「比企の観音霊場コース」など、計十四のウオーキングコースを紹介。

 販売は、四月以降から県立嵐山史跡の博物館(TEL0493・62・5896、比企郡嵐山町菅谷七五七)で。