2008年9月16日火曜日

県との協働に意欲 みどりと川の再生

2008年9月14日(日)埼玉新聞を抜粋編集

埼玉県を中心に関東各地の環境団体が一堂に集まる「東京湾と荒川・利根川・多摩川を結ぶ水フォーラム2008」が、大宮ソニックシティで開かれ、約三百人が参加した。二〇〇八年度から県が「みどりと川の再生」を重点施策としたことから、フォーラムでは県と“協 働”での河川の浄化や緑の保全へ各市民団体が意欲を示した。

フォーラムのテーマは、ずばり「県のみどり と川の再生元年を語る」。まず、呼び掛け人のNPO法人水フォーラム代表で、同実行委の大石昌男委員長が「県は、この事業を『県民参加型』と言っている。 私たちに門戸が開かれるのはうれしいこと。既に各地で市民団体と県の協働が進んでいる」とあいさつした。

県から「みどりと川の再生」の担当者も出席し、事業の概要を説明。質 疑応答もあり、会場からは「ぜひ頑張ってほしい」と称賛の声が上がる一方、「『多くの人に参加してもらいたい』と言うが、市民が一人もいないモデル河川も ある」など鋭い指摘もあり、県の「川とみどりの再生」に対して、環境団体が高い関心を寄せていることを物語っていた。