2008年8月9日(土) 埼玉新聞を抜粋編集
県内の介護現場で働くスタッフが考案し、業者と協力して特許を取った「介護用エプロン」と「床ずれ防止マット」が商品化された。
熊谷市の老人福祉施設理事長の中村洋子さんが、日常の介護の悩みや工夫の中からアイデアを提供。川越市の包装資材業「ダイトー」が商品化した。介護用エプロンは、ポリエチレン製で汚れても水洗いができて繰り返し使えるのが特徴。形態はシンプルだが、縁があって汚れがたまりやすかった従来の製品に比べ、衛生的で使いやすいという。
床ずれ防止マットも表面はビニール製で、汚れても洗える。中身は特許を獲得した水性樹脂の特殊な成分で、水を加えることでゲル状になる。温めたり、冷やしたりできるのが特徴。既成のマットは、ほぼ布製で高価なものが多く、肌触りはいいものの汚れたら使い物にならなくなってしまうという。