2008年8月4日月曜日

舟山車と花火の競演 寄居水天宮祭

 2008年8月3日(日)埼玉新聞

 「関東一の水祭り」と呼ばれる大里郡寄居町の玉淀水天宮の祭礼「玉淀水天宮祭」が二日、同町の玉淀河原などで行われた。鉢形城跡の下を流れる荒川の舟山車と、夜空を彩る花火が競演を繰り広げた。

 この水天宮は、玉淀を開発した玉淀保勝会(町観光協会の前身)の有志が荒川下流に地元の漁師が祭っていた水神の石宮を見つけ、同地に祭ったのが始まり。一九三一(昭和六)年から同祭の花火大会が開催されている。

 この日は午前十時から水天宮で祭典などを行った。夕方、水天宮を出発した神輿(みこし)が河原の仮宮に到着すると、祭りのムードは盛り上がった。花飾りを付けた本町、中町、栄町、武町、茅町の五隻の舟山車が、それぞれ五百個近くのぼんぼりやちょうちんに明かりがともされ、お囃子(はやし)の音を響かせながら川面を行き交った。

 午後七時からは花火大会。スターマインや仕掛け花火など約五千発の花火が打ち上げられた。見物客らは花火の光と音、舟山車が織りなす夢幻のひとときに酔いしれた。