2010年7月7日 読売新聞
戦国時代の忍城攻防戦を描いた歴史小説「のぼうの城」(和田竜著)の映画制作が8月に始まるのを前に、小説の舞台となった行田市がロケの誘致や映画のPRに本腰を入れている。
映画は犬童一心、樋口真嗣両監督が共同でメガホンを取り、主役の忍城城代・成田長親を狂言師の野村萬斎さんが演じる。公開は2011年秋の予定。
市は「映画化を観光の起爆剤に」と、2月に「『のぼうの城』映画制作推進協議会」を組織。6月下旬に主役級の俳優陣が決まったのを受け、市内でのロケ実施を映画制作会社に要請したり、関連グッズを商品化したりする活動を急ぐことにした。同協議会長の工藤正司市長は「俳優が豪華な顔ぶれで公開が楽しみ。行田の魅力を全国にアピールするチャンスになる」と話している。