2009年10月15日木曜日

奥の山に未盗掘石室 行田・埼玉古墳群

2009年10月14日(水) 埼玉新聞を抜粋編集

国指定史跡の埼玉古墳群(行田市)の南端に位置する奥の山古墳に未盗掘とみられる石室が存在することが12日、明らかになった。6世紀前半に造築されたとされる同古墳。

墳丘地表面から深さ3メートルほどの位置に二つの影があることが分かり、2メートル×4メートルほどの部屋があると確認された。通常、石室には鏡や馬具、武具などが埋葬されており、金錯銘鉄剣も稲荷山古墳の二つの石室のうち、未盗掘だった一方の石室から出土している。


世界遺産サポーターの会の鈴木秀憲会長は、いろいろなことが分かれば、『事実の証明が難しい』として退けられた世界遺産へ一歩近づくはず」と話している。