2009年9月3日(木) 埼玉新聞を抜粋編集
ときがわ町椚平(くぬぎだいら)地内の山斜面に自生しているシュウカイドウの花が見ごろを迎えている。2、3センチのかわいらしいピンク色の花は個人宅の庭先などにも咲いている。
多年草のシュウカイドウは松尾芭蕉が句の中で秋の季語として詠んでいる。江戸時代初期に日本に持ち込まれた。園芸用の種はベコニア。
ここ数年、開花時期が早く今年も8月中旬に咲き出した。その分、見ごろの時期も長くなったという。今月中旬ごろまで楽しめそう。
群生地から約500メートル離れたところには、郷土料理や工芸品の製作体験などができる「くぬぎむら体験交流館」があり、シュウカイドウの案内もしている。