2009年3月27日金曜日

稼働は2012年以降 ホンダ寄居新工場、再び延期

 2009年3月27日(金)埼玉新聞を抜粋編集

 ホンダ(本社・東京都港区)は二十六日、寄居町に建設中の四輪車新工場の稼働時期を二〇一二年以降に延期すると発表した。昨年秋以降の世界的な自動車市場の落ち込みを受け、昨年末には計画当初の稼働時期(一〇年)を一年以上延期することを決めていた。その後も回復の兆しが見えず、スタートは実質的に二年以上ずれ込む格好だ。地域経済の活性化を見据える県や町、関連業界には再度の延期決定に落胆や当惑が広がっている。

 小川町に建設中のエンジン工場は、当初の予定通り今年九月中旬から稼働を開始。エンジン部品を国内外の工場に供給していく。

 寄居工場はエンジンから車体までを一貫生産する国内の生産拠点として計画。敷地面積九十八ヘクタールで、稼働時は千七百人を雇用する。小川と合わせた投資額は千五百八十億円を見込んでいる。建設作業は〇七年から始まり、基礎工事を経て、今月には鉄骨の組み立てに着手した。

2009年3月25日水曜日

地元産西川材で道標 飯能・吾野宿 道遊会メンバー

 2009年3月24日(火)埼玉新聞を抜粋編集

 かつて秩父街道の宿場町として栄えた飯能市の「吾野宿」に往年のにぎわいを取り戻そう―と、吾野宿道遊会(金子堅造代表)のメンバーが二十一、二十二日、宿場町だった国道299号の旧街道に“記念柱”ともいうべき巨大な木製の道標を三本設置し、関心を集めている。

 吾野宿道遊会は、大正時代に建てられた古民家が今も残る歴史ある吾野宿(同市坂石町分)の街並みの再生と活性化を目指す地域の年配有志二十人が昨年四月結成。約二キロの旧街道に西川材で作ったプランターやベンチを設置し、朝顔などの花を植えて、地域の景観に一役買っている。

 吾野宿はかつて西武池袋線の終点駅で、秩父へはバスでつなぎ、西川材の主産地として栄えたが、最近、外材に押されて西川材は衰退し、後継者となる若者たちも都会へ移り、急激に町は寂れていった。

 道遊会は今後、バイパスにも旧道へ誘導する案内看板を設置し、西川材を活用した木製の作品を旧街道に展示し、木の良さを訪れる客に知ってもらい、高麗川や奥武蔵の山々など自然に恵まれた吾野宿をPRしたい、と張り切っている。

2009年3月23日月曜日

2009年3月17日火曜日

まちびらき祝う 川島インター産業団地

 2009年3月16日(月)埼玉新聞を抜粋編集
 
 周辺環境との調和を目指す新たな形の産業団地「圏央道・川島インター産業団地」(同町中山、上伊草)のまちびらき記念式典・記念祭が十五日、団地近くの町立西中学校や公園で開かれた。同団地は県が田園都市産業ゾーン基本方針に基づき、圏央道沿線地域で推進している産業基盤づくり事業の第一号として完成。

 同団地は川島インターチェンジ付近の約四十七ヘクタールに立地。周囲には武蔵野の原風景を残す田園地帯が広がる。県と町が二〇〇七年十一月に都市計画決定し不動産、建設会社などの共同出資でつくる「川島中山開発」が土地区画整理事業として施行した。

 事業のコンセプトは環境と産業の調和。団地周辺には今後、田園地帯の屋敷林をイメージし、ブナ科のシラカシ計三千八百本を植樹するなど、従来の産業団地とは異なる緑地空間を整える。

 団地内の全二十区画に十八社の進出が決まり、一部は今月中に操業を始める。進出するのは関東総合輸送、敷島製パンなど物流業や製造業が中心。県都市整備部は「この団地の特長は『みどり』のほかに『スピード』。官民の連携と地域住民の協力でわずか二年で完成した」という。

2009年3月16日月曜日

幸手のグルメ楽しもう 商工会が飲食店マップ

 2009年3月15日(日)埼玉新聞を抜粋編集

 幸手(さって)市商工会は市内の飲食店を紹介した「幸手グルメマップ」を作成した。A2版じゃばら折り。うなぎ、料理店、寿司、和洋食、中華、カフェ、居酒屋など多彩な五十店舗を紹介している。

 表面は飲食店の場所を案内した地図を掲載。裏面に店の特徴、お薦め品、値段、駐車台数などの情報を載せている。また、「料金の10%引き」、「デザートサービス」「そば券プレゼント」などのサービスが受けられるクーポン券九枚をつけた。

 作成を担当した同商工会経営指導員の小林明美さんは「マップを作成して、川魚料理の店が多いことや老舗が頑張っていることに気づいた。いろいろなお店があるのでぜひ利用を」と話している。問い合わせは同商工会(TEL0480・43・3830)。

2009年3月13日金曜日

新都心の交流施設 さいたま市

新都心ビジネス交流プラザ 埼京線北与野
  • 埼玉県創業・ベンチャー支援センター
  • 産学連携支援センター埼玉(略称:産学センター)
  • 団塊世代活動支援センター 
  • Mioオフィス

埼玉県男女共同参画推進センター With Youさいたま ホテルブリランテ内 埼京線北与野 

蓮馨寺(れんけいじ)、吉ケ谷遺跡竪穴住居跡な 県指定文化財

 2009年3月12日(木)埼玉新聞を抜粋編集
 
 県教委は十一日、川越市の蓮馨寺所蔵の古文書「蓮馨寺日鑑」など五件を新たに県指定文化財に指定した。

 蓮馨寺日鑑は、江戸時代中期から後期にかけて書かれた同寺の公用日誌で、計七十冊にわたる。浄土宗の学問所「檀林」の一つとして関東の有力寺院だった蓮馨寺と末寺との本末関係や、当時の川越藩の門前町の様子などが記されている。

 吉ケ谷遺跡竪穴住居跡(東松山市)から発掘された出土品二十三点は、比企地方の後期弥生時代研究の発端となった考古史料。甕(かめ)形、壷(つぼ)形など土器の主だった器種がそろっており、考古学史で土器の形式を設定する際の基準史料ともなっている。

 無形民俗文化財には、椋神社と秩父神社(ともに秩父市)の御田植祭が指定された。春の農作業に先立ち、境内を水田に見立てて稲作作業を再現し、豊作を祈願する行事。

 県内百四件目の指定史跡になったのは、本庄市の宥勝寺裏埴輪窯跡(ゆうしょうじうらはにわかまあと)とその出土埴輪(はにわ)四点。本庄台地の丘陵斜面に位置し、五基の登り窯が確認されている。県内で埴輪窯跡が確認されたのは鴻巣市に次いで二例目。未発掘のまま保存されているため状態が良く、後期古墳時代の埴輪製造を示す貴重な史料だという。

2009年3月12日木曜日

1位は彩の国黒豚 ブランド農産物の県民投票

2009.2.11産経新聞を抜粋編集

 埼玉県は県のブランド農産物の県民投票の結果を発表した。1位は県が開発したブランド豚肉「彩の国黒豚」。以下、県産米の「彩のかがやき」、ブランド黒毛和牛の「武州和牛」と続いた
 3位以下は(4)いちご(5)北川辺のコシヒカリ(6)ねぎ(7)彩の国地鶏タマシャモ(8)ナシ「彩宝」(9)ほうれんそう(10)ブロッコリー-だった。

 1位の黒豚は、さっぱりとした食感と柔らかさが特長だが、価格は通常の国産豚より1.7倍~2倍程度と割高。その上、県は「一定のブランド力はあるが、鹿児島県産などと比べるとまだ十分ではない」と率直に認める。

2009年3月11日水曜日

見沼田んぼの未来語る さいたまでフォーラム

 2009年3月9日(月)埼玉新聞を抜粋編集

 さいたま市と川口市にまたがる見沼たんぼ(約千二百六十㌶)の将来を展望する市民フォーラムが五日、さいたま市の埼玉会館で開かれ、現状と課題を踏まえた「見沼100年ビジョン」へ十七の提案がまとまった。地権者や生産者、市民団体などでつくる「見沼100年ビジョン有識者会議」が主催。約八十人の市民らが参加した。

 見沼たんぼは、首都圏の貴重な大規模緑地帯と広大な遊水機能を有し、国土交通省の「保全すべき首都圏の緑地」に選定。しかし近年は農家の高齢化や後継者不足に伴い、耕作放棄地が増加。ごみの不法投棄も増え、市民の癒やしと農業の安定化を図る新たな田園都市空間としての創造が求められている。

 同会議は、地元農家らと意見交換しながら環境保全と地域経済の活性化を両立させる新たな施策を模索。昨年八月末から続く八回の協議を経て今回の提案書にこぎ着けた。

 提案書は「農業振興」「環境」「地域振興」の三分野にかかる施策を短、中、長期計画に振り分け、具体的な十七提案を盛り込んだ。大規模な直売所とともに一般市民向けの体験農園を備えた田んぼの駅(道の駅)設置や、見沼通船掘などの文化遺産を活用した観光事業の確立、見沼たんぼを一望できる展望台の整備といった提案も。

 一方で、農業の基盤強化に目を向けた農地整備推進機構の設置、環境に力点を置いた食農教育の推進、芝川再生プロジェクトといったものもあり、横断的に見沼の将来を展望している。

 同会議は、県や市に提案書を提出。座長を務めた平修久・聖学院大政治経済学部教授は「見沼たんぼはさいたま市はもちろん、首都圏の中で大きな財産。それを守っている農家の方々を支える仕組みが必要だ」と、実態に即した行政支援を訴えた。

2009年3月9日月曜日

足袋蔵から見えてくる地方都市の景観 行田市

足袋蔵から見えてくる地方都市の景観
クオリティ埼玉 2009 年 1 月 3 日

「埼玉県物産観光協会」鏡山跡地に県特産品を5月から展示販売

「埼玉県物産観光協会」が4月に誕生する。
観光連盟と物産振興協会が合併するもので、事務所はソニックシティビルにおかれる。
また県は4月に観光課を新設する。

2009年3月7日土曜日

卵かけご飯いかが 寄居

 2009年3月6日(金)埼玉新聞を抜粋編集

 世界的な不況の影響で、外食から家での食事に回帰する傾向が強まるなか、卵かけご飯がブームになっている。寄居町赤浜の丸一養鶏場でも、放し飼いができる鶏舎で生産した卵の「エコッコ」を販売。都内の自然食品のスーパーなどにも卸され、人気を集めているという。

 鶏舎は、鶏の健康面を配慮したヨーロッパのシステムを国内で先駆けて導入した。えさを食べたりふんをする場所、運動をする場所、産卵をする場所などエリアが分かれているのが特徴。放し飼いの場合、卵とふんが接触するリスクがあるが、エリア分けをすることで衛生面での問題を解消している。

 二〇〇七年から放し飼いを始め、現在は約一万羽を飼育している。えさは非遺伝子組み換えのトウモロコシや大豆、ゴマやカキ殻など十二種類を自家配合。

 末端価格は一個六十円程度とケージ飼いの卵の倍はするが、卵かけご飯など生食用の“こだわり卵”として支持を集めている。

 同養鶏場で直売もしている。問い合わせは丸一養鶏場(TEL048・582・1135)。

2009年3月5日木曜日

16年ぶり骨格予算  川越市09予算案

 2009年2月25日 埼玉新聞を抜粋編集

 今年一月の市長選で新市長が誕生したことを受け、市は「政策的経費の計上は避け、人件費などの義務的経費など必要最低限の経費を計上するいわゆる『骨格予算』を編成した」としている。同市が骨格予算を編成するのは前市長が初当選した九三年以来、十六年ぶり。

  今年三月末から、川越市を舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「つばさ」が放映される。これに絡み、市街地のメーン通りで渋滞など交通問題を抱えている一 番街(県道)について、今秋をめどに一方通行や歩行者天国の実証実験を実施。この結果を踏まえ、周辺自治会など関係機関と安全対策を検討する。

 建設から三十年以上が経過し老朽化が著しい市営斎場(川越市旭町)の代替施設建設のため、将来需要の調査を実施したうえ、施設規模などの基本構想を策定する。

また、市立川越高校の将来構想を含め中高一貫教育や小中一貫教育の在り方について、大学教授や教育関係者ら有識者で構成する検討会議を設置し、幅広く調査、研究する。

2009年3月4日水曜日

「彩の国景観賞2008」受賞作品決まる

クオリティ埼玉 2009年2月16日を抜粋編集

 少しでも良好な景観形成に対する住民の意識を触発し、美しい埼玉の景観づくりに一役買うことを目的に始められた彩の国景観賞。22回目となる2008年度の受賞作品が決まり、2月12日、授賞式がプリムローズ有明(さいたま市浦和区)で行われた。
 受賞作品を紹介しておこう。

 まず、「たてもの・まちなみ部門」は、歴史・文化の保全、水・緑への調和などが感じられる建築物、工作物、まちなみなどを表彰するものだ。受賞したのは、下記6作品。

 鴻巣市花と緑と音楽の館かわさと「花久の里」(鴻巣市)、
児玉高窓の里(本庄市)、
秩父市立秩父第一中学校(秩父市)、
ほっとすぽっと秩父館(秩父市)
、Poram Building(さいたま市)、
山吉ビル(川越市)。

 換気用の窓を屋根に載せた養蚕農家群がまとまっている児玉高窓の里、30年前に廃業されていた商人宿を改修し、にぎやかな交流の場に再生させた「ほっとすぽっと秩父館」をはじめ歴史的な背景を有する作品と、密集する市街地の景観形成のモデルともなるPoram Building、秩父第一中などの現代建築がある。

 「心にうるおい部門」も同じく6作品。住民が主体となったまちづくりの活動や良好な景観を守り育てる活動など。水や緑を用いて身近な生活環境にうるおいを与える建築物、公園、緑地などが対象となる。

 荒畑富士の清掃活動(所沢市)、
越辺川の八幡橋(坂戸市)、
坂戸市成願寺 稲荷神社の修復活動(坂戸市)、
花ロード美女木(戸田市)、
みやしろの顏・進修館四季の丘(宮代町)、
横瀬町寺坂棚田の保存活動(横瀬町)。

 越辺川にかかる木造りの冠水橋、県内最大規模の寺坂棚田、明治時代に造られた荒幡富士はじめ観光で訪れてみたいと思わせる受賞作品群である。

2009年3月1日日曜日

『バラの小径』30メートル延長 川島・平成の森公園

 2009年2月27日(金)埼玉新聞を抜粋編集

 川島町下八ツ林の平成の森公園内の日本一長いとされているバラのトンネル「バラの小径(こみち)」(全長三〇〇・五メートル)で、植樹会が行われた。バラの新オーナーとなった町民五十人が苗木計五十本を植えた。今回の作業でトンネルの全長が三十メートル延長された。

 園内の北西に位置するトンネルは旧六ケ村が合併して誕生した川島町の五十周年を記念して作られ、二〇〇六年に完成した。前回もオーナーを募集し五十三種、約三百八十本が植えられた。